バセドウ病・橋本病の方が加入できる海外旅行保険と、海外渡航アドバイス
バセドウ病・橋本病をお持ちの方に、海外旅行保険を手配しました。
ご相談者様は翌月からオーストラリアに渡航予定とのことで、海外旅行保険に加入したいとのことでした。
バセドウ病・橋本病などの持病があると、海外旅行保険への加入が難しくなります。
保険に加入できないまま渡航して、もし海外現地で急な病気やケガで病院を受診すれば、高額な治療費を自分で負担しなければなりません。
今回ご相談者様にバセドウ病の治療状況をお聞きして、無事に海外旅行保険にご加入いただくことができました。
31日以内の海外渡航の場合はネットでご加入可能
持病のある方におすすめなのがAIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険は、31日以内の渡航であれば持病があっても加入することができ、バセドウ病・橋本病の急な悪化や再発も補償されるという大きな特長があります。
(治療を目的とした渡航の場合、持病であるかどうかに関わらず補償されません。)
詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
ワーキングホリデーや留学など渡航日程が32日以上となる場合、一般的には持病があると保険に加入することが大きく制限されてしまいます。
しかし弊社で取り扱っている保険会社の中には持病は補償対象外となってしまうものの、保険にご加入いただける保険会社があります。
過去にはバセドウ病(橋本病)をお持ちの方からご相談があり、海外留学保険・ワーキングホリデー保険にご加入いただくことができました。
バセドウ病(橋本病)の方向けにワーキングホリデー保険の特別プランを手配しました
実際に加入できるかどうかは、具体的な健康状態によって異なりますので、まずは弊社までお気軽にお問い合わせください。
留学保険・ワーホリ保険のご相談フォーム
海外に行くにあたっての注意事項
バセドウ病・橋本病のある人が海外に行く場合、次のようなことに注意が必要です。
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
バセドウ病・橋本病の場合、甲状腺ホルモンの状態が安定していれば海外旅行も可能と言われていますが、治療の状況や実際の体調を優先して判断しましょう。
薬は十分に用意しましょう
バセドウ病・橋本病の治療のために毎日薬を飲んでいる人は、薬を多めに持っていきましょう。
特に留学やワーキングホリデーなどでは渡航期間が長くなるため、滞在中に現地で処方してもらう必要があるかもしれません。
念のため、かかりつけ医で英文での診断書や薬の処方量がわかる薬剤証明書を取得しておきましょう。
観光や出張など短期渡航の場合でも、現地で薬を紛失や盗難されてしまったり、飛行機や空港のトラブルで渡航日数が増えたりすることもあるため、薬は余裕をもって多めに持っていくことが大切です。
飛行機に搭乗する際に預けた荷物が紛失してしまう可能性もあるため、手荷物を含めた複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫しましょう。
海外旅行保険に必ず加入しましょう
海外の病院で治療を受けると、日本のように健康保険が効かないため医療費が高額になってしまいます。
昨今の円安&インフレにより、海外医療費はさらに高騰しています。
弊社のお客様では、アメリカ旅行中に心不全で倒れられて手術と10日間の入院をされて2000万円の医療費がかかりました。
幸いなことにすべての金額を加入された海外旅行保険でカバーすることができました。
アメリカ旅行中に手術&入院されたお客様に、治療費2000万円の保険金をお支払いしました
特に海外留学やワーキングホリデーで長期間の滞在となる時は、保険で万が一に備えておくことは一層大事になります。
加入手続きに時間がかかったり保険付保証明書の入手など、場合によっては郵送でのやりとりが必要になったりすることもあるため、早めに準備しておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討を
持病の治療などが海外旅行保険の補償対象外となってしまう場合、加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度の利用も検討しましょう。
海外療養費制度を利用する時は、現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、念のため渡航前に必要書類を印刷して持って行くといいでしょう。
ただし、支払った金額がそのまま認められるわけではないため、申請に必要な書類が多く手続きが煩雑になる一方で、還付金が思ったより少ないということも考えられます。