アトピー性皮膚炎の方も入れる海外旅行保険と、海外渡航へのアドバイス
アトピー性皮膚炎は、症状の程度により異なるものの、多くの場合は飲み薬や塗り薬などを用いた長期的な治療が必要になります。
一般的には定期的に病院に通って診察や検査を受けていたり、薬を飲んでいたりすると、海外旅行保険をはじめとした保険に加入することが難しくなります。
先日にご相談いただいたお客様もアトピー性皮膚炎を治療中の方でした。
そこで弊社と取引のある保険会社に確認を取ったところ、アトピー性皮膚炎の治療継続中でも加入できる特別プランを用意してもらい、お客様に無事にも加入してもらうことができました。
アトピー性皮膚炎をお持ちの方の場合、旅行日数によって加入できる加入プランや加入方法が異なってきます。
31日以内の海外渡航の場合
アトピー性皮膚炎のような持病のある方におすすめなのが、AIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険であれば持病があっても加入することができ、しかも31日以内の渡航であれば持病も含めて補償されます。
（ただし、最初から海外病院での治療を目的とした渡航の場合は補償されません。）
AIG損保の海外旅行保険の詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
渡航期間が32日以上となる場合、持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、海外旅行保険への加入ができる可能性があります。
弊社でもアトピー性皮膚炎をはじめ、持病を持つ方へ多く保険を手配してきました。
実際に加入できるかは現在の健康状況によるため、以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
海外に行くにあたっての注意事項
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
アトピー性皮膚炎を持つ人は、慣れない海外の生活がストレスとなって症状が悪化してしまう可能性もあるため、生活習慣や食生活など現地のことについて調べておくといいでしょう。
薬は十分に用意しましょう
アトピー性皮膚炎を持つ人は、現地の環境によって状態が悪化する恐れもあるため、現地の気候などを事前に確認し、普段使っている薬や保湿剤などを多めに確保しておくことが大切です。
特にワーキングホリデーや海外留学のときは渡航期間が長くなるため、滞在中に現地で処方してもらう必要があるかもしれません。
念のため、かかりつけ医で英文での診断書や薬の処方量がわかる薬剤証明書を取得しておきましょう。
さらに、飛行機に搭乗する際に預けた荷物が紛失してしまう可能性もあるため、複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫しましょう。
航空機内は乾燥しやすいため、保湿剤を手荷物に入れ忘れないよう注意しましょう。
自己注射薬を使っている方は
自己注射薬は貨物室で破損や凍結するリスクがあるため、手荷物に入れて機内に持ち込む必要があります。
医薬品として機内への持ち込みが許可されていますが、念のため薬剤携行証明書を医師に書いてもらい、手持ちしておくといいでしょう。
海外旅行保険には必ず加入しましょう
海外で病院に行くと、日本国内のように健康保険が使えないため、医療費が高額になってしまいます。
特に留学やワーキングホリデーで長期間の滞在となる時は、高額な医療費に備えて海外旅行保険に加入しておくことが重要です。
海外旅行保険はインターネットや空港などで出発前ギリギリに加入することもできますが、持病がある人は手続きに時間がかかったり、郵送での書類のやりとりが発生したりすることがあります。
出発日より前の日から余裕をもって手続きしておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討を
持病の治療など、海外旅行保険の補償対象外となる場合には、加入している健康保険（国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など）の海外療養費制度の利用も可能です。
海外療養費制度を利用する時は、現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、念のため渡航前に必要書類を印刷して持って行くのもいいでしょう。
ただし、海外療養費制度では、現地の病院で支払った金額がそのまま認められるわけではありません。
申請に必要な書類が多く手続きに手間がかかる一方で、還付金が思ったより少ないということも考えられますので、過度な期待は危険です。
