食物アレルギーの方も入れる海外旅行保険と、海外渡航へのアドバイス

食物アレルギーをお持ちの方へ海外旅行保険を手配したケースをご紹介します。
食物アレルギーでアナフィラキシーが心配される場合、緊急時の自己注射薬としてエピペンが処方されることがあります。
普段は特定の食物さえ避けていれば症状はないものの、エピペンの有効期限ごとに通院をして新しく処方を受けるため、保険加入が難しくなるかもしれません。
先日のご相談者様は、海外留学にあたって海外旅行保険への加入を検討されていました。
しかし、ナッツ類の食物アレルギーがあり、定期診察を受けたりエピペンが処方されていることから、加入できる保険が見つからなかったそうです。
加入できる海外旅行保険について色々と調べられる中で、弊社のホームページを見つけてご連絡をくださいました。
ご相談内容をもとに、弊社で取り扱う保険会社へ確認したところ、無事にご加入いただける保険が見つかりました。
そのときのことをHPにも載せていますので、ご興味のある方はご覧ください。
食物アレルギーで服薬されている方の海外旅行保険を手配いたしました。
食物アレルギーをお持ちの方の場合、旅行日数によって加入できる加入プランや加入方法が異なってきます。
以下で解説します。
31日以内の海外渡航の場合
食物アレルギーや持病をお持ちの方におすすめなのが、AIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険であれば食物アレルギーや持病があっても加入することができ、しかも31日以内の渡航であれば持病も含めて補償されます。
(ただし、最初から海外病院での治療を目的とした渡航の場合は補償されません。)
AIG損保の海外旅行保険の詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
渡航期間が32日以上となる場合、すでに診断されている食物アレルギーや持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、海外旅行保険への加入ができる可能性があります。
弊社でも食物アレルギーをはじめ、持病を持つ方へ多く保険を手配してきました。
実際に加入できるかは現在の健康状況によるため、以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
食物アレルギーをお持ちの方の海外旅行保険のご相談はこちら
海外に行くにあたっての渡航アドバイス
食物アレルギーや持病のある人が海外に行く場合、次のようなことに注意しましょう
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
特に食物アレルギーの治療中や薬の処方がある人は、生活習慣や薬のことなど、海外生活で気を付けることも相談しておくといいでしょう。
エピペンは英文の診断書などを添付しましょう
エピペンなどの自己注射薬は、日本の航空会社の飛行機内には証明書類なしで持ち込むことが可能です。
しかし、海外の航空会社を利用する際など、保安検査で引っかかってしまう恐れもあるため、英文の診断書や専用の添付書類を持ち歩きましょう。
英文の診断書は、現地で薬が必要となった場合にも役立ちますので、渡航前にかかりつけ医に相談しておくと安心です。
また、日常的に服用している薬がある場合は、渡航日数分より少し多めに用意しておくことが大切です。
飛行機の預入荷物にまとめて入れてしまうと、移動中に荷物を紛失(ロストバゲージ)してしまう可能性もあります。
手荷物を含めた複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫しましょう。
海外旅行保険に加入しましょう
海外で治療を受けると、日本国内のように健康保険が使えないため、治療費が全額自己負担となってしまいます。
急な体調不良やケガなどのトラブルに備えて、海外旅行保険へ加入しておくこと重要です。
食物アレルギーなど持病がある人の場合、手続きに時間がかかったり、場合によっては郵送での手続きが必要になったりすることもあるため、早めに準備しておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討しましょう
持病の治療など海外旅行保険の補償対象外となった場合、加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度が利用できます。
海外療養費制度を利用する時は、現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、念のため渡航前に必要書類を印刷して持って行くといいでしょう。
ただし、支払った金額がそのまま認められるわけではないため、申請に必要な書類が多く手続きが煩雑になる一方で、還付金が思ったより少ないということも考えられます。