IgA腎症の方も入れる海外旅行保険と、海外渡航へのアドバイス
IgA腎症は10~30代に多い疾患で、難病に指定されています。
先日にご相談いただいたのはIgA腎症の治療を受けておられる30代の男性で、海外渡航を計画中とのことでした。
海外旅行保険についてはエージェントにも相談されたそうですが、希望の保険が見つからず、ご自身でもインターネットなどで調べる中で、弊社のHPを見つけてご連絡くださったそうです。
海外旅行保険は旅行代理店やエージェントで紹介されることもありますが、ご相談者様のように保険代理店を自分で探して加入することもできます。
弊社ではご相談者様から現在のIgA腎症の治療状況・体調などを詳しくお聞きし、提携する保険会社に確認を取ったところ、特別プランにて無事にご加入いただくことができました。
一般的に持病があると保険への加入が難しくなってしまいますが、もし持病があることで海外旅行保険に加入することができないと言われてしまっても、他に加入できる保険があるかもしれません。
まずはお気軽にご相談いただければと思います。
31日以内の海外渡航の場合
持病のある方にはAIG損保の海外旅行保険がおすすめです。
AIG損保の海外旅行保険であれば持病があっても加入することができ、31日以内の渡航であればIgA腎症の悪化や治療も含めて補償されます。
(治療を目的とした渡航は補償対象外です)
詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
渡航期間が32日以上となる海外旅行や留学、ワーキングホリデーなどの場合、持病があることで加入できる保険が大幅に制限されてしまう傾向にあります。
弊社が提携している保険会社の中には、持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、持病がある方にもご加入いただける保険があります。
過去にはIgA腎症をお持ちの方へ、海外旅行保険にご加入いただきました。
IgA腎症をお持ちの方の海外留学保険を手配いたしました。
実際に加入できるかは現在の健康状況によって異なりますので、以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
留学保険・ワーホリ保険のご相談フォーム
海外に行くにあたっての渡航アドバイス
持病のある人が海外に行く場合、次のようなことに注意しましょう
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外渡航前にはかかりつけ医を受診し、海外渡航の可否について相談することが大切です。
また、人工透析を受けている場合は、透析のスケジュールを踏まえた旅行計画や、透析施設の予約・確保が必要となります。
薬は十分に用意しましょう
日常的に薬を飲んでいる人は、予定する渡航日数よりも多めに持って行くといいでしょう。
短期の海外旅行の場合でも、現地で紛失や盗難に遭うリスクがあるだけでなく、航空機トラブルによって日程が長くなったり、預入荷物の紛失(ロストバゲージ)に見舞われたりする可能性があります。
荷物の紛失・ロストバゲージは私たちが思っている以上によく発生していますので、気を付けてください。
滞在中に現地で病院を受診や薬の処方が必要となる人は、渡航前にかかりつけ医で英文の診断書や薬剤証明書など必要な書類を確保しておきましょう。
海外旅行保険には必ず加入しましょう
海外の慣れない環境や食生活では、持病の有無に関係なく急に体調を崩したり、ケガをしてしまったりすることがあります。
しかし、海外の病院を受診すると、日本のように健康保険で3割負担とはいかないため、医療費が高額になりがちです。
保険によっては現地での身の回り品の紛失や各種トラブル相談にも対応しているため、しっかりと内容を確認して納得したプランで加入しましょう。
加入手続きには時間・日数を要する保険もありますので、早めに準備しておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討しましょう
海外旅行保険で持病が補償されない場合は、加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度の利用も検討できます。
海外療養費制度の利用にあたっては、自分で作成する書類や病院や薬局で支払った際の領収証のほか、受診した病院の医師に書いてもらう具体的な診療内容に関する書類が必要ですので、渡航前に確認しておくといいでしょう。
ただし、実際に支払った金額が一律に認定されるわけではないため、思ったより還付が少ないこともある点には注意が必要です。