肝硬変の方も入れる海外旅行保険と、海外渡航へのアドバイス

肝硬変をお持ちの方へ海外旅行保険を手配したケースをご紹介します。
肝硬変の治療には、利尿薬など複数の薬を併用して服用することが一般的です。
継続的に医師の診察を受けたり、薬を飲んだりしていると、海外旅行保険をはじめとした保険に加入することが難しくなります。
今回のご相談者様は、ヨーロッパへの海外留学を計画されていました。
留学先の学校で指定された現地保険に加入する必要がありましたが、プライベート医療が対象とならないため、日本の海外旅行保険にも加入したいと考えられたそうです。
しかし、肝硬変の処方薬を服用していたことから、加入できる保険が見つからなかったそうです。
ご自身でも加入できる海外旅行保険について色々と調べられる中で、弊社のホームページを見つけてご連絡をくださいました。
ご相談内容をもとに、弊社で取り扱う保険会社へ確認したところ、無事にご加入いただける保険が見つかりました。
肝硬変をお持ちの方の場合、旅行日数によって加入できる加入プランや加入方法が異なってきます。
以下で解説します。
31日以内の海外渡航の場合
肝硬変のような持病のある方におすすめなのが、AIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険であれば持病があっても加入することができ、しかも31日以内の渡航であれば持病も含めて補償されます。
(ただし、最初から海外病院での治療を目的とした渡航の場合は補償されません。)
AIG損保の海外旅行保険の詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
渡航期間が32日以上となる場合、持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、海外旅行保険への加入ができる可能性があります。
弊社でも肝硬変をはじめ、持病を持つ方へ多く保険を手配してきました。
実際に加入できるかは現在の健康状況によるため、以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
肝硬変をお持ちの方の海外旅行保険のご相談はこちら
海外に行くにあたっての渡航アドバイス
肝硬変など持病のある人が海外に行く場合、次のようなことに注意しましょう
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
特に肝硬変の治療中の人は、生活習慣や薬のことなど、海外生活で気を付けることも相談しておくといいでしょう。
薬は十分に用意しましょう
降圧剤など日常的に必要な薬は、渡航日数分より少し多めに用意しておくことが大切です。
また、飛行機の預入荷物にまとめて入れてしまうと、移動中に荷物を紛失(ロストバゲージ)してしまう可能性もあるため、手荷物にも入れておきましょう。
さらに、ワーキングホリデーや留学など渡航期間が長くなる場合は、現地で処方してもらうために、英文の診断書や薬の処方量がわかる薬剤証明書を取得しておく必要があります。
また、渡航の際には空港で預けた荷物が紛失してしまう可能性もあるため、手荷物を含めた複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫しましょう。
海外旅行保険に加入しましょう
海外で治療を受けると、日本国内のように健康保険が使えないため、治療費が全額自己負担となってしまいます。
急な体調不良やケガなどのトラブルに備えて、海外旅行保険へ加入しておくこと重要です。
肝硬変のような持病がある人の場合、手続きに時間がかかったり、場合によっては郵送での手続きが必要になったりすることもあるため、早めに準備しておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討しましょう
持病の治療など海外旅行保険の補償対象外となった場合、加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度が利用できます。
海外療養費制度を利用する時は、現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、念のため渡航前に必要書類を印刷して持って行くといいでしょう。
ただし、支払った金額がそのまま認められるわけではないため、申請に必要な書類が多く手続きが煩雑になる一方で、還付金が思ったより少ないということも考えられます。