妊娠中に海外旅行に行かれる方からのご相談
2020年01月18日
よくいただく海外旅行保険のお問合せで、妊娠中の方からの相談があります。
妊娠中でも安定期である妊娠12週から28週頃であれば海外旅行は可能と言われていて、出産前に海外旅行を楽しもうという方が多くいらっしゃいます。
ただ、一般的な海外旅行保険では妊娠に関する治療は補償対象外となってしまうことにご注意ください。
海外渡航先では海外旅行保険が効かないので、もし病院にて治療や手術、入院をすることになるとかなり高額な医療費用を負担することになります。
中には「健康保険の海外療養費制度があるから大丈夫なのでは?」とお考えの方もいらっしゃいますが、海外療養費制度で戻ってくるお金はあくまで「日本で治療をした場合にかかる治療の7割」です。
日本より治療費の高いアメリカやヨーロッパで治療を受けると、想定よりもはるかに高い費用になるでしょう。
また、海外の病院ではその場での現金払いで出来ない場合は治療を後回しにされたり、治療自体を受けさせてくれないこともあります。
海外療養費制度はまず自腹で治療費を支払って、後で返ってくる制度なので、もし手元に大きなお金を持っていないと治療を拒否されてしまうかもしれません。
そういった恐れやリスクから、妊婦さんが海外旅行に行く際の海外旅行保険は何よりも大事だとお伝えしています。
具体的な補償内容は以下のページにまとめてありますので、海外旅行・海外渡航を検討中の妊婦さんはどうかご一読ください。
妊娠中の方でも加入できる海外旅行保険
このページの後半では海外病院で働かれていた看護師さんのインタビューも載せており、妊婦さんの診察事例も載っているのでその部分は特に必見です。