高脂血症の方も入れる海外旅行保険と、海外渡航へのアドバイス
高脂血症をお持ちの方に海外旅行保険を手配したケースをご紹介します。
高脂血症は中性脂肪やコレステロールなど脂質代謝に異常のある状態で、2007年以降は「脂質異常症」に名称が改められています。
高脂血症・脂質異常症の治療は、まずは食事療法や運動療法による生活習慣の改善からスタートしますが、場合によっては薬物治療が用いられることもあります。
男性であれば30代から高脂血症・脂質異常症のリスクが高まります。
先日にご相談いただいたお客様もこの高脂血症をお持ちの方でした。
弊社と取引のある保険会社に確認を取ったところ、高脂血症の治療継続中でも加入できる特別プランを用意してもらい、お客様に無事にも加入してもらうことができました。
高脂血症をお持ちの方の場合、旅行日数によって加入できる加入プランや加入方法が異なってきます。
31日以内の海外渡航の場合
高脂血症のような持病のある方におすすめなのがAIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険であれば、高脂血症であっても加入することができ、31日以内の渡航の場合は持病も含めて補償されます。
(ただし、最初から海外病院での治療を目的とした渡航の場合は補償されません。)
詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
渡航期間が32日以上となる場合、持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、海外旅行保険への加入ができる可能性があります。
弊社でも高脂血症・脂質異常症をはじめ、持病をお持ちの方へ多く保険を手配してきました。
実際に加入できるかは現在の健康状況によるため、以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
高脂血症・脂質異常症をお持ちの方の海外旅行保険のご相談はこちら
海外に行くにあたっての注意事項
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
また、高脂血症・脂質異常症の治療をしている人は、食事や運動などの生活習慣をコントロールする必要があるため、日本と異なる文化や食生活での注意点も確認しておきましょう。
薬は十分に用意しましょう
高脂血症・脂質異常症の治療のために毎日薬を飲んでいる人は、薬を多めに持っていくことが大切です。
特にワーキングホリデーや留学など渡航期間で、滞在中に現地で処方してもらう必要がある場合は、かかりつけ医で英文の診断書や薬の処方量がわかる薬剤証明書を取得しておきましょう。
観光や出張など短期渡航の場合でも、現地で薬を紛失や盗難されてしまったり、飛行機や空港のトラブルで渡航日数が増えたりすることもあるため、薬は余裕をもって多めに持っていくことが大切です。
さらに、飛行機に搭乗する際に預けた荷物が紛失してしまう可能性もあるため、手荷物を含めた複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫しましょう。
海外旅行保険に加入しましょう
海外では、日本国内のように健康保険が使えないため、診察や薬の処方が全額自己負担となってしまいます。
留学やワーキングホリデーなどの長期渡航はもちろん、短期の旅行でも急な体調不良やケガに見舞われるリスクがあるため、海外旅行保険へ加入しておくことが大切です。
持病がある人は、手続きに時間がかかったり、場合によっては郵送でのやりとりが必要になったりすることもあるため、早めに準備しておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討を
持病の治療など、海外旅行保険の補償対象外となる場合、日本で加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度の利用も検討しましょう。
海外療養費制度を利用する時は、現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、渡航前に必要書類を印刷して持って行くといいでしょう。
ただし、海外療養費制度では、現地の病院で支払った金額がそのまま認められるわけではありません。
申請に必要な書類が多く手続きが煩雑になる一方で、還付金が思ったより少ないということも考えられますので、過度な期待は禁物です。