糖尿病の方にお勧めの海外旅行保険と加入事例紹介
1型糖尿病をお持ちの方の海外旅行保険を手配したケースをご紹介します。
ご相談者様は1年間の海外留学を予定されており、海外旅行保険への加入が留学の必須条件となっていました。
また、海外旅行保険への加入が確認できる保険付保証明書(英文)を、留学先の学校へ提出する必要もありました。
弊社にご相談いただく前に、お客様ご自身でもインターネットで保険を探されたそうですが、糖尿病の持病があることから加入できる保険が見つからなかったそうです。
そこで弊社にて取扱・提携関係にある保険会社に確認したところ、糖尿病の既往があっても加入可能な特別プランを用意してもらうことができ、ご相談者様にも無事にご加入いただけました。
さらに英文の保険付保証明書もすぐに手配し、ご相談者様へ郵送いたしました。
糖尿病をはじめとした持病がある方の場合、加入できる海外旅行保険は大幅に制限されてしまいますが、ご加入できる保険もございます。
渡航される期間によってご加入方法が異なりますので、渡航予定にあわせて保険加入いただければと思います。
31日以内の海外渡航の場合はネットでご加入可能
持病のある方におすすめなのがAIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険は、31日以内の渡航であれば持病があっても加入することができ、持病も含めて補償されるという大きな特長があります。
(治療を目的とした渡航の場合、持病であるかどうかに関わらず補償されません。)
詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合はご相談ください
渡航期間が32日以上となる場合、持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、海外旅行保険への加入ができる可能性があります。
弊社では、今回のご相談者様のような糖尿病をお持ちの方以外にも、さまざまな持病をお持ちの方へ保険を手配してきました。
実際に加入できるかは現在のご健康状況等によりますので、まずは以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
糖尿病をお持ちの方の海外旅行保険のご相談はこちら
【前述のお客様の事例】
糖尿病をお持ちの方の海外留学保険を手配しました
糖尿病をお持ちの方が海外に行くにあたっての注意事項
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
また、糖尿病の症状や治療内容を証明する英文カード(Diabetes Data Book)を書いておいてもらいましょう。
飛行機の搭乗時は、インスリン・注射器等は手荷物として持ち込む
航空会社にはインスリン注射することを事前に伝えておきましょう。
また、インスリンを荷物として預けてしまうと飛行機の貨物室内で凍結してしまい使用できなくなる恐れがありますので、必ず手荷物として飛行機内に持ち込みましょう。
海外での薬の確保について
まず最初に、現地へ持ち込む分の薬を多めに確保しておきましょう。
観光や出張など短期渡航の場合でも、悪天候による飛行機の遅延や空港閉鎖など、予期せぬトラブルで渡航日数が増えることもあるため、予定している日数より多めに持っていくことが大切です。
さらに、荷物が紛失(ロストバゲージ)してしまう可能性もあるため、手荷物を含めた複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫しましょう。
錠剤や注射器であれば国際郵送ができるケースもありますが、インスリンについては国際郵送で送るのは厳しいです(飛行機内で凍結してしまう恐れがあるため)。
留学やワーキングホリデーなど長期の場合は海外現地で処方してもらうことを想定して、英文での診断書や薬剤証明書を準備しておく必要があります。
薬の持ち込みについては厚生労働省のHPにも参考ページがあります。
■参考
厚生労働省HP 海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて
ただ実際に渡航されたお客様に聞いてみると、マニュアル通りの方法では薬確保が難しくグレーな方法を使って薬を確保せざるを得ない場合もあり、個々に良い方法を探されて乗り切られているケースが多かったです。
(それらの具体的な方法についてはHP上では公開できず、保険相談のお客様にだけの情報提供となりますことご了承ください)
海外旅行保険には必ず加入しましょう
海外では健康保険が国内のように使用できないため、海外で病院にかかると日本以上に医療費が高額になります。
弊社のお客様では、アメリカ旅行中に心不全で倒れられて手術と10日間の入院をされて2000万円の医療費がかかりました。
幸いなことにすべての金額を加入された海外旅行保険でカバーすることができました。
アメリカ旅行中に手術&入院されたお客様に、治療費2000万円の保険金をお支払いしました
短期の海外渡航はもちろん、留学やワーキングホリデーなど長期間の渡航でも海外旅行保険への加入が特に重要です。
一般的に、海外旅行保険は出発予定日の直前まで加入することができますが、持病がある人の場合は手続きに時間がかかる可能性があります。
保険付保証明書の入手など、場合によっては郵送でのやりとりが必要になることもあるため、早めの加入を済ませておきましょう。
海外での糖尿病治療費には海外療養費制度の利用も検討しましょう
持病の治療などに海外留学保険が使えない場合は、加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度が利用できます。
海外療養費を請求するにあたり、受診した現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、現地で病院を受診する可能性がある人は、渡航前に書類を印刷して持参するといいでしょう。
ただし、手続きの煩雑さに対して還付金が思ったより少ないという可能性もあるため、過度な期待は危険です。