子宮内膜症をお持ちの方の海外旅行保険と、海外渡航へのアドバイス
子宮内膜症をお持ちの方で、無事に海外旅行保険にご加入いただけたケースをご紹介します
今回のご相談者様は、子宮内膜症をお持ちで、定期的な診察と薬の処方を受けておられました。
子宮内膜症は20~30代に多く見られる疾病で、月経がある人の10人に1人は子宮内膜症を持っていると言われており、治療には薬物療法やホルモン療法などが用いられます。
持病がある人は海外旅行保険などの保険に加入することが難しくなり、弊社にも「保険会社に海外旅行保険の加入を断られてしまったけど、入れる保険はないか?」というご相談をよくいただきます。
今回のご相談者様も子宮内膜症の治療中で1年間のワーキングホリデーを計画中でしたが、渡航にあたり加入が必要となる海外旅行保険は持病があると加入できないと言われて不安に感じていたそうです。
ご相談者様から現在の治療状況などを詳しくお聞きした上で、提携する保険会社へ確認を行いました。
幸い、持病の治療中でも加入できる特別プランを用意してもらうことができ、ご相談者様も無事にご加入いただくことができました。
海外旅行保険のご加入にあたって、海外渡航の日数によってプランや加入方法が異なってきます。
31日以内の海外渡航の場合
子宮内膜症のような持病のある方におすすめなのがAIG損保の海外旅行保険です。
AIG損保の海外旅行保険は持病があっても加入することができ、31日以内の渡航であれば持病も含めて補償されます。
(ただし、最初から海外病院での治療を目的とした渡航の場合は補償されません。)
AIG損保の海外旅行保険の詳細については以下ページをご確認ください。
持病も補償されるAIG損保の海外旅行保険
32日以上の海外渡航の場合
渡航期間が32日以上となる場合、持病が補償対象外となるなどの条件が付くものの、海外旅行保険に加入できる可能性があります。
弊社でも子宮内膜症をお持ちの方に海外旅行保険を手配したことがあります。
実際に加入できるかは現在の健康状況によるため、以下のページより弊社までお気軽にお問い合わせください。
海外に行くにあたっての渡航アドバイス
渡航前には必ずかかりつけ医に相談しましょう
海外への渡航前には、現在の健康状態をチェックして、渡航可否をかかりつけ医に確認しておくことが大切です。
短期の観光旅行であれば、自分の月経周期を把握して、不調の少ない時期を選んで計画しましょう。
薬は十分に用意しましょう
子宮内膜症で薬を処方されている人は、渡航期間に十分な量の薬を持って行くことが大切です。
特に渡航期間が長くなるワーキングホリデーや留学の場合は、滞在中に現地で処方してもらう必要があるかもしれません。
現地で病院にかかるために、かかりつけ医で英文の診断書や薬の処方量がわかる薬剤証明書を取得しておきましょう。
観光や出張など短期渡航の場合でも、現地で薬を紛失や盗難されてしまったり、飛行機や空港のトラブルで渡航日数が増えたりすることもあるため、薬は余裕をもって多めに持っていくことが大切です。
さらに、飛行機に搭乗する際に預けた荷物が紛失してしまうことも考えられるため、手荷物を含めた複数の荷物に小分けにして運ぶなど工夫するといいでしょう。
海外旅行保険に加入しておきましょう
海外で病院に行くと、日本国内のように健康保険で3割負担で済むことがないため、想像していた以上に高額な治療費がかかることがあります。
急な体調不良やケガに備えて、渡航期間に関わらず海外旅行保険に加入しておくことが大切です。
持病がある人は、手続きに時間がかかったり、場合によっては郵送でのやりとりが必要になったりすることもあるため、早めに準備しておきましょう。
海外療養費制度の利用も検討しましょう
持病の治療など、ワーキングホリデー保険の補償対象外となる場合、加入している健康保険(国民健康保険や会社で加入している健康保険協会など)の海外療養費制度の利用も検討できます。
海外療養費制度を利用する時は、現地の病院で書類を書いてもらう必要があるため、念のため渡航前に必要書類を印刷して持って行くといいでしょう。
ただし、支払った金額がそのまま認められるわけではなく、還付金が思ったより少ないということもよくあります。
申請に必要な書類が多く手続きが煩雑になるなど、使い勝手の悪い部分は多々あります。